アスベスト廃棄物処理の概要
●現状のアスベスト廃棄物処理
●廃棄物処理法改正後の処理

問題点
現状の処理方法では、吹き付けアスベストの多くは二重梱包あるいはセメント固化されて埋め立てられ、
アスベスト含有廃材は、そのままの姿で埋め立てられてるため、アスベストの繊維質がそのまま残り、
今後埋立場から飛散し、被害を及ぼす可能性があります。
廃棄物処理法改正によるアスベスト含有廃棄物の処理フロー |
今 後 |
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溶融処理とは |
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密閉型電気炉やコークスベッド方式の溶融炉により、クリソタイルの融点である1500℃以上で溶融させる方法です。
現時点で、既存の溶融炉でアスベスト含有廃棄物を完全に無害処理できることは実証されていません。 |
問題点
▲環境負荷が高い(CO2の排出)
温暖化ガスが原因とされる地球温暖化が大き社会問題になっており、超高温による溶融はより多くのCO2の排出を招き、
環境に対する負荷が大きくなります。
▲高コストである
廃棄物処理費に、多くの費用がかかると建築物の解体、建て替えが進まず、経済活動を阻害するとともに、
廃棄物の不法投棄にもつながってしまいます。
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