アスベストの判定(含有建材の判定)
1.顕微鏡による判定 ―位相差顕微鏡による分散染色法
1、スライドグラスの上の試料粉体を1000粒子計測し、繊維の有無を計測する。
2、3本の標本試料スライドの合計3000粒子中に4繊維以上あれば有、未満は無。
2.X線回折による判定 ―X線装置で3成分のピークを確認する
1、クリソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトのX線パターンと比較する。
2、3標本の分析試料のうち、1標本でも回折ピークがあれば有。
3.1、2の判定による決定する。
顕微鏡−有、X線−有 → 含有
顕微鏡−有、X線−無 → 含有、X線回折定量分析
顕微鏡−無、X線−有 → 顕微鏡再判定を行い 有→含有、無→非含有
顕微鏡−無、X線−無 → 非含有
※平成18年3月25日制定 JIS・A・1481「建材製品中のアスベスト含有率測定法」による
建材製品中のアスベスト含有率測定法(JIS・A・1481)

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